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親の介護と結婚[事例:母親が認知症の43歳の女性税理士の場合]—東京中央区銀座と栃木県宇都宮市の結婚相談所 ALCIA (アルシア) からのアドバイス

女性の結婚と親の介護に関しての私の知人の女性の場合をご紹介しmます。

彼女は、45歳、税理士の先生です。戸建ての自宅で事務所を開いています。開業して8年、徐々に顧客も増えて仕事も順調になってきたところです。

その彼女から、結婚と親の介護の相談を受けました。

父親はすでに他界し、母親は、72歳、現在、軽い認知症が始まっています。

彼女には、3年ほど交際している彼がいました。真面目で穏やかなお人柄です。

お互いの気持ちも確かめて、結婚話が出てきましたが、彼女からの要求が「自分の母親との同居」でした。彼は、次男であり、それは可能なことであったようです。

ただ、彼の方が難色を示しました。彼にしてみれば、彼女の母親の介護のための結婚のような気がしたようです。

私は、彼女に言いました。

「あなたの要望は、親との同居だけれど、あなたは、彼に何をしてあげられるの?

彼女の答えは、「彼の親戚と仲良くしてあげる。」とのこと。

それだと、彼の負担が大きいような気がします。

それから、月日がたち、数年後に彼女に会いました。彼女の近況を聞きました。

現在、彼女は、母親はすでに亡くなっていました。また、当時お付き合いしていた彼とも別れていました。どちらが先だったのかは、聞きません。

驚いたのは、彼女は、軽いうつ病になっており、税理士の事務所もたたんで、今は、月に数日だけ、知り合いの税理士事務所から仕事をもらっているとのことでした。

彼女の人生は、いくつかの岐路に立ち、今があります。現在の彼女の姿がいいとか、悪いとかは、他人が言うことではないですが、もっと違う選択肢が、もっと違う人生があったのではないかと思われます。

結婚、婚活、介護、さまざまなお悩みのご相談を賜ります。

東京中央区銀座と栃木県宇都宮市の結婚相談所 ALCIA   (アルシア)    代表カウンセラー 稲見君枝

 

 

30代、40代になると長男、長女ですと、親の介護が現実化してきます。

そろそろ結婚しようかと思っていたところに、突然に親が倒れた。長引く入退院の繰り返しで、先が見えなくなる。

経済的な不安もあるし、病状が進めば、寝たきりやつきっきりの介護が必要になってくる。

親の介護で結婚できない・・

本当は結婚したくても、婚活以外で親が結婚の妨げとなっていることがあります。

これは、親御さんと仲が良ければ良いほど、お世話になった親の介護に時間と力を使うがあまりに結婚のチャンスを逃してしまうというパターンです。

自分の年齢が30歳を過ぎるとなると親御さんも高齢期になり、それから70歳近くになると介護が必要になることも出てくるでしょう。

親の介護が始まってしまえば婚活、結婚という字が遠のいていき結婚がかなり厳しくなります。

親のことが理由で結婚できないパターン

介護が必要でそこに時間と労力が捉われすぎる

親と仲が良すぎて一人にできない

親が老後、自分の面倒を見てほしいから結婚に反対

まだ親の介護が必要無いときでも、今までお世話になった親を一人にしたくない、寂しい思いをさせたくないという理由で結婚できないというケースがあります。

お相手の異性からプロポーズを受けても、自分が親元を離れて生活することに罪悪感とか親が一人ぼっちになるのではと考えすぎて結婚に迷いが生じる人もいるのです。

さらに、ここで自分の娘・息子が親元を離れることに孤独を感じて結婚に反対する親すらいるのですから驚きです。

この状況になると、どれだけ婚活しても、素敵な異性と出会えても結婚なんてできません。

独身という道を勧める親

また、直接的には結婚に反対しない親でも遠回しに「親子でずっと一緒に過ごしてもいいんだよ」と、結婚を諦めてもいいような選択肢を提案することもあります。

それには我が子に対する優しさもありますが、その裏にはもう孫が期待できないこと、自分から離れて欲しくない、介護もして欲しいという内心と不安の気持ちが含まれていることも多いのです。

妊娠適齢期を過ぎた娘がまだ結婚してい無い場合、さらに親と同居している状況であればこのようなセリフが出てきてもおかしくはありません。

自分の本心では結婚したくても、親の影響を諸に受けると本当に結婚ができなくなってしまうので考えものです。

いくらお世話になったからといっても親のためにたった一度の人生の大切な時期を捧げていいのでしょうか?

婚活の条件に親が付いて回る

長い間面倒を見てくれた親に対して良くしたい気持ちはあるかもしれません。

しかし、それが原因で希望する幸せな結婚ができなくなるのであれば、それは結婚をしたい人にとってマイナス要因でしかありません。

結婚するにあたって、自分の親の介護を婚活の条件に組み込まれている婚活者もいますが、これは結婚相手となる側としては重い印象がついてしまうのでやめるべきです。

結婚相手の条件が「親の介護を一緒にしてくれてその近くに住んでくれる人」と望む人と結婚したがる人がどれだけいることでしょう?

そういう人はほとんどいませんし、幸せなはずの結婚生活が条件に縛られているようで相手からも敬遠されてしまうのが目に見えるはずです。

理想は介護が必要になる前に結婚してしまうことですが、親の面倒を見る必要が出てくると、親に重点が置かれてしまい婚活がうまくいかない状況ができてしまいます。

結婚はパートナーとお互いの幸せのためにするものなので、婚活の場に”親”を条件として持ってくるのはタブーなのです。

まずは、親のために結婚相手探しに制限をつくることはしない、幸せな結婚を目指すこと。

その後、親についてはいくらでも対応できる術がありますし、結婚してからパートナーと話し合えばいいことです。

どうしたら結婚できる?親も子も幸せになれる?

どうしても親の介護が必要、もしくは将来的に不自由になったら手助けしてあげたいと考えるのなら、結婚した後に親にも近くに住んでもらうのが一番です。

なぜなら、実家に近い範囲の人しか結婚対象にならない、もしくは移り住んでもらうという条件では、まず結婚相手が見つからないのがほとんどだからです。

もし親の住む実家が一戸建てであっても、介護が必要なら引っ越してもらうのも仕方のないことです。

自分の今後の長い人生と比較したとき、親の介護と持ち家の存在が抑止力になってはいけません。

親のせいで結婚できないとなれば・・

ここで親のせいで結婚できない、介護が必要となると独り身で働きながら介護するのは必須。

仕事以外の時間は親に付きっきりで、下手すると仕事の時間を減らさないといけなかったり、そうやって最後まで頑張って介護してきても、親がいなくなった後残るものは何があるでしょうか?

介護には5年、10年と長いスパンで時間を費やすので、気づくとあっという間に若さは失われてしまいます。

結婚願望もあったのに親に人生の輝く時を捧げ、高齢になっても独り身で、自分のときは介護してもらえる家族もいない・・・そう考えると悲しいですよね。

こうなってしまうと何が自分の人生で大切だったのか、悔やんでも悔やみきれません。

結婚は前向きに考えましょう。

人生を共にするパートナーや家族ができれば、お互いの親のサポートを協力しあうこともできるので、一人の時よりは精神的にも肉体的にも負担が軽くなるものです。

親としても自分の子供に頼れるパートナーがいればその先の我が子の人生も安心しやすいものです。

そうすると、自分の人生、親のこと、両方をとって考えても結婚をするほうが幸せといえます。

親、実家の事情は結婚には関係ありません。そもそも自分の人生は自分のものなので、こうしないといけないとか、他の人のせいにして結婚できないという消極的な考えはやめること。

素敵なパートナーを探して結婚し、自分も親も大切にしていきたいものですね。

自分の気持ちに正直に、前向きに幸せな結婚を目指しましょう!

東京中央区銀座と栃木県宇都宮市の結婚相談所 ALCIA   (アルシア)

 

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